
自分でも可笑しいけれど、
もうこんな気持ちになる事ないと思うような、
焦燥感や孤独感や劣等感の泥の沼。
まだまだ私はもがきたい。諦めたくないんだ。
それは未来に向けての期待。
毎日美しさについて考える。
おかしみのある私の丸顔は美しくなく、
いずれ皺くちゃになる。
自分を惨めたらしているものは、紛れもなく自分であって、
他人はそれ程、興味などないものだ。
儚い物を本当に嫌悪していた思春期の頃から、追い求めているのは変わらない。
私は歌う事を見つけなかったら、滅裂していた。
それでぎりぎりの処で、自己を保っている。
だから、息をしないと死んでしまう。
深く深く歌う。
それだけが、生き延びる方法。
老婆